先々週から、楽天証券の楽ラップに手を出しました。
物珍しくて手を出したんですが、内容を見てみると、ETF買っている方が良いという感想です。
大まかに、日本株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債権、US社債、新興国債券、海外債券、国内リート、先進国リートから構成されていて、海外分について為替ヘッジありとヘッジ無しがそれぞれ含まれている感じです。

気に入らないことは、5種類のコースを選択すると、各配分が決まってしまうこと。国内債券は避けたくても、無理やり国内債券が割り当てられてしまいます。株式を米国株式だけにするといったことはできません。いまなら、米国債が安いから米国債を増やすという融通がききません。国内債券はプラスになりそうになさそうだから外したいと思ってもできません。為替ヘッジありじゃなくて無しにしたくてもできません。特定の国やセクターの株式や債券に投資することもできません。
自由があまりありません。

激しい急落時に債券へのウェイトを上げる「下落ショック軽減機能」というのがありますが、どんな風に機能するのかわかりません。国内債券と外国債券のウェイトを上げるようですが、国内債券はいいとして、外国債券の内容(ハイイールド社債や新興国社債などの比率が高いと)によっては株式と連動して下落幅が対象軽減される程度になる可能性があります。

AI投資とか言いますが、そんな賢くありません。要は、投資スタイルに合わせて複数のファンドに分散投資しているだけです。AIがアクティブなことをやっている様子はまったくありません。
これだったら、自分でETFや投資信託を購入した方が良いと思います。

敢えて言えば、楽ラップのメリットは下落ショック軽減機能(DRC)があることでしょうか。
株式市況に応じて配分比率を変更する機能ですが、これは経験上自分ではうまくできなくて、タイミングを逃しがち。だからこれは良いかもしれません。しかし、実際にどのように機能するのかが分かりません。

株式・リート↔債券・現金間の移動だとは思いますが、この場合、乱高下相場で機能のセンシティビティが高いと、上昇時に債券、下落時に株式の比率があがってしまう、つまり結果が裏目に出てしまうかもしれません。だから、比率の変動はゆっくり行われるだろうと思います。だとすれば、連日の下落相場でなければこれは機能しないと思います。

また、今回のような長期金利やコモディティの上昇による株価の下落の場合は債券と株価の両方が下落します。当然リートも影響を受けます。強いて言えば債権の方がショックが小さそうといった感じなんでしょうか。分配金の権利を取れる場合は例外としても、現金に退避してくれた方がいいんですが。

20〜30代以下の世代の日本人だと、モノの値段なんてそんなに変化しないと思っているかもしれません。実際、ここ20〜30年はそんなに物価が上がった感じはしません。でも、40〜50年前だと物価が5~6倍くらいに騰がっていたように記憶しています。30円でアイスとかたこ焼きが買えたのが数年で300円や100円以上になってしまった。今の日本で、この後どうなるか分かりませんが、インフレリスクを考慮するのであれば、商品を買うのはありだと考えています。ビットコインも候補になりますが、給付金で余ったお金が流れ込んでいる状況で投機買い、ゴールドラッシュといった感じがして怖くて手をだせません。

運用コースは やや保守型-DRCあり」 です。
利回りが年0.25%以上になればOKというスタンスです。

いまのことろ利益が出ているからいいんですが、構成しているファンドを見ていてちょっと気になったことを。
構成ファンドは下記のようになっていました。
  • 日本株式インデックス
  • 先進国株式
  • 新興国株式
  • 先進国株式インデックス
  • 先進国株式インデックス・オープン(ヘッジあり)
  • 新興国株式インデックス・オープン
  • 日本債券インデックス・オープン
  • ノーロード先進国債権
  • USハイイールド社債インデックス(ヘッジあり)
  • 先進国債権インデックス・オープン
  • 先進国債券インデックス・オープン(ヘッジあり)
  • 新興国債券インデックス・オープン
  • 米国社債インデックス・オープン(ヘッジあり)
  • 米国社債インデックス・オープン2
  • ノーロード 国内リート   ← 地震リスクがあるから本当はてを出したくない
  • ノーロード 先進国リート

株式と債券、リートから構成されています。

配分比率は今のことろ以下のようになってます。
 確認日 2月22日 2月27日
● 国内株式 13.8% 13.4%
● 外国株式 24.1% 23.9%
● 国内債券 8.6% 8.7%
● 外国債券 40.1% 40.2%
● REIT(リート) 10.5% 10.7%
● その他 0.0% 0.0%
● 現金等 2.9% 3.1% 
 ※「現金等」は管理料を引き落とすためにあるようです。お金が余ったから残しているとかじゃなさそうです。

気になったのは、商品(コモディティ)が含まれていないことです。最近、金属や原油が上がっていますが、その恩恵は受けられなさそうです。これについては、自前で運用するしかないですね。本来、大きな変動がないものだと思うのでなくても構わないんですが、変動がある場合は商品へのシフトをやってくれた方がいいですね。
THEO+ウェルスナビはコモディティが含められるっぽい。ウェルスナビは金だけだったかな?

米国の長期金利が上がっていますが、そのせいで米国債券は下落。長期金利の上昇によって株式にも下向きの圧力がかかっています。目先の景気は改善傾向にあるのは間違いないのですが、3月はヨコヨコでしょうか。4月からの上昇を期待しましょう。

そもそも、こういうのは短期で利益を求めるものではありませんね。長期で積立てながら、購入単価を平均化して、主に分配金で利益を得ると考えるべきだろうと思います。それでも、銀行の定期預金よりも良い利回りであれば問題はありません。
それは分かるんですが、それ以上に管理料(楽ラップの場合は年0.7%あまりで、毎月現金枠から引かれていきます。)を取られるのが納得できません。管理料は0.2%以下にしてくれないと厳しい。

仮に4月から上昇しても、例年どおりの8月下落というパターンなら7月末までに一度利確した方がよいかもしれません。あるいは運用コースを一番保守型にするか。分配金があれば債券の比重が高くてもいいんだけど、分配金はどうなるんでしょう。

分配金は再投資されるようです。

そうそう、ETFに比べるとこいつの信託報酬が高い。リート・債券以外はインデックスなんだから、もっと安いものは探せば見つかる。そう考えるとやっぱり自分で買った方がいいと思ってしまう。SBIのアクティブプランならちびちび買えばコストもあんまりかからない。

そういえば、ウェルスナビ楽ラップよりも管理手数料が高いらしい。ロボアドがどういうものか知らなかった頃はちょっと気になっていて、実は口座は作ってあります(おかげでウェルスナビから営業メールが毎日のように送られてきます)。今回、楽ラップを試してみたら、あんまり魅力を感じられなくなりました。しばらく放置しておこうと思います。

Vanguardのディジタルアドバイザーは管理料が0.15%だとか。具体的なサービス内容はよくわかりませんが、日本でサービスするかどうかは分かりませんが、多分、しないでしょう。理由は、バンガードが日本撤退したから。日本は長期投資に消極的だったからだとか・・。



2021/4/25 追記

楽ラップ、為替変動で変化がありました。
為替が円高方向に振れたところで、米国株式(為替ヘッジあり)と米国債券(為替ヘッジあり)を一部利確(売却)したようです。よくわからないのは、ヘッジありの方だけを売却したことです。売却した分は日本株と日本債券、さらにヘッジ無しの海外株式と海外債券に再配分。ドルの急騰が収まったので、為替リスクが軽減されたという判断でしょうか?

米国株は十分高値圏にあるので、ささいなきっかけで売ってくるような気がします。売って儲けて、さらに下げたところで買いたい人が多そう。今はきっかけを探しているところか?日本株はそれに巻き込まれると、さらにもう一段下げて、それから横ばいか緩やかな下落?