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ハイデッガー の「被投性(Geworfenheit)」は、現存在が自身の意志で全ての状況を自由にコントロールできることを意味している?
いいえ、マルティン・ハイデッガーの「被投性(Geworfenheit)」という概念は、現存在(Dasein)が自身の意志で全ての状況を自由にコントロールできることを意味するものではありません。むしろ、被投性は現存在が自分の意志とは無関係に、ある状況や環境に投げ込まれているという事実を強調しています。

簡単に言えば、被投性は私たちが自分で選んだわけではない状況や条件において存在しているということです。たとえば、私たちがどこで生まれたか、どの時代に生まれたか、どの家庭に生まれたかなどは、自分で選べないものです。これらの「投げ込まれた」状況の中で私たちは生き、選択を行い、行動します。

つまり、被投性は現存在の根本的な特性の一つであり、自分の意志で全てを自由にコントロールできるという考えとは対照的なものです。