答え

ニーチェは、弱者が強者に支配されることが正しいと主張した。○か×か?
✕ いいえ、違います。

ニーチェにおける「弱者」とは、キリスト教的な道徳やルサンチマン(恨み、妬み)に囚われ、自らの生命力や創造性を否定する人々を指します。彼らは、自らの弱さを正当化するために、謙遜や同情といった価値を強調し、力強い者や自己肯定的な者を「悪」と見なす傾向があるとニーチェは考えました。

一方、「強者」とは、ニーチェの理想とする「超人(Ubermensch)」に通じる概念であり、既存の道徳や価値観を乗り越え、自らの価値を創造し、力強く生きる人々を指します。彼らは、自己の肯定、力への意志、そして運命愛といった要素を持つとされます。

ニーチェは、弱者が強者に支配されることを是認するのではなく、弱者の道徳が蔓延し、生命力や創造性が抑圧される社会を批判しました。彼は、人々が既存の価値観から解放され、それぞれの「力への意志」を肯定し、自己実現を目指すことを提唱しました。