株探の「レーサムが大幅高、TOBによる21%超の自社株買いがサプライズに」。
この記事の見出しは誤解を招くように思いました。でも、買った人(イナゴ)は勘違いしているんじゃないかと思います。
たしかにレーサムのTOBは知っていました。しかし、そんなに株価に影響することでないと思ったので、前日の記事に載せませんでした。
こういう状況になったのは、株探の記事など(ほかにもあるかも)に原因があるかもしれません。
大株主から、安く株を買う事例は、最近よそでもあったけど、こんな感じで反応していなかったはず・・(多分)。所有株式を無償譲渡された事例では株価が高騰してましたが。
今回のレーサムのTOBは前日終値に対して10%ディスカウントした株価での買付です。これは、特定の株主以外が応募しないようにするためです。
レーサムの前会長が代表を務める資産管理会社(PowerOne社)が所有する株式約2600万株を処分するためのものです。買付は800万株で上限は約1400万株。全所有株式を買付しない(できない)理由は、2/3以上の株式の買い付けになり、全株買付の義務が発生することから、これを回避するためです。また、それだけ大量の株式を買い付けると流動率25%以上の上場維持基準に抵触してしまうという問題もあります。
そこで、800万株だけを公開買付するようです。そもそも、市場に流通していない株(過去に同社が公開買付した株です)なので、これを買い付けても市場流動性は変わりません。
(もちろん、取得した株式を消却するなら上昇するかもしれません。)
なお、PowerOne社は公開買付後に残った株式を信託会社や証券会社に委託して、まるべく株価に影響がでないように売却するそうです。といっても、1800万株くらい残るので、その売り圧力は結構ありそうです。
とはいうものの、レーサムは順調に上昇している銘柄なので、高値掴みしても、近い将来含み益が出ると思います。